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大好きお絵かきと愛するわんこ。家族。


by atelier-juno

美しい少女!

日本はじめ世界中が騒がしい中

美しい少女は今日も同じ佇まいですくっと立っていた。

25とか26とかの年齢。

少女と言う表現がふさわしいかどうかはわからないが。

ほとんどスッピンに近い顔立ちで。

自分のパフォーマンスがはじまる前。

顔を斜め45度に下げ。

亜麻色の髪を薔薇の髪飾りできちっととめ。

まるで

舞台にあがるバレリーナのように

呼吸を整えていた。

そのマスカラだけの長い睫毛にしばし見とれていた私。

そして彼女は優雅に私の脇にたった。

170はあろうか?長身に

年齢なりのノーブランドのコットンT。ジーンズのミニサロペット。

長く伸びた脚にキャメルのブーツという

いでたちで。

耳元には小さいピアス。

いつもの笑顔。

父親が大好き。

お兄ちゃんが大好き。

家族を愛してるの。

お父さんが定年になり

お酒が毎日なのを、健康を気遣い

言っても言ってもやめないの。

手紙書いてもやめないの。

最近

「お父さんは自分の楽しみに飲んでるの?」

「聞いたらそうだよ」

はじめてお父さんに失望しちゃったんですよ。

そんな話をアタリマエのように話す彼女。

「わたしもお父さん好きだったよ」

「タバコやめてほしいって」

「他のひとが言ってもやめなかったよ」

「けど、私が言ったらすっきりやめてくれたよ」


・・・

「でも、それって・・・」

「80近くなって、お布団で過ごす事が多くなってからの事だよ」

「お父さん」

「定年になり」「ご自身の人生を謳歌してらっしゃるのよ」

「そこで娘の言うこと すんなり聞いたら」

変だよーーー。

笑い。笑い。笑い。

「逆に箱入り娘だった貴女がさ」

「経済的にも 自立して大人の女性に変化したってことじゃないかなあ?」


「えーーー?そういう事なのかなあ?」

20以上年上の私の言うことに

素直に驚く豊かな表情がとても可愛い。

「junoさんの旦那さまって」
「可愛い」

「うん」
「可愛いし」
「見たとおりの人だよ」
「あれで頑固だよ」

「どういうご夫婦なんですか?」
「うーーーん」
「男としては見てないなぁ」
「なんていうか」

「空気?違うな」
「同志?」
「生活の一部ってそんな感じ」

「いいなぁ~そういう関係」

「そお?」へーーーー。。。そうなんだ。そうかも。

20年後に彼女は何を思い。

私との会話を思い出すかな?

私のあの年齢は何してたかな?

帰宅して
ワンコが一人寂しがってごはん食べないんだ。

おろおろしてる夫と手をつなぎたくなった。





そんな彼女と逢うのを楽しみに

心疲れた時、私は行くの。

夫とわんこ=子供おいて

彼女がいるパワースポットへ。
by atelier-juno | 2011-04-17 00:38 | juno world